こんにちは、雅の株~「超初心者」から「初心者」になるためのブログ~にアクセス頂きましてありがとうございます。
本日は、株価が下落していても利益を出す方法『空売り』について、初心者にも分かりやすくまとめてみます。
「買い」と「売り」のおはなし

「買い」~安い価格で買って、高い価格で売る~
まずはおさらいです。
「買い」は、株式トレードの基本的な投資方法ですよね。
株を安く取得し、高くなったら売る。
その売買益が利益になる、というものです。
これは株の短期投資、中期投資、長期投資に関係なく、どんな投資方法でも存在する基本的な利益の源泉です。
株が下落しても利益を出すことができる、「空売り」
株が下落したら損するじゃないですか、ふざけないでくださいよ。
・・・という風にお考えの方もいるではないでしょうか。
無理もありません、僕も最初はそう思ってました。
実は株式投資には、信用取引の『空売り』というものを使うと、株価が下落しても利益を得ることができるんですね。
どういうことなのか、今日は概要だけご紹介致します。
AさんとBさんの間でダイヤの指輪の貸し借りがあったとします。
この例で、「空売り」について説明してみますね。
Aさんが100万円のダイヤの指輪を持っていたと仮定します。
とても羨ましく思ったBさんは、自分ではとても買えないそのダイヤの指輪を、Aさんから貸してもらうことにしました。 しかし、Bさんは急にまとまった現金が必要になってしまい、困ったあげくAさんから借りた指輪を質屋に入れて、まだ新品未使用だった指輪の対価として100万円受け取りました。 そのうち、BさんはAさんに、指輪をそろそろ返してほしいと言われたので、先日受け取った100万円を持って質屋に行き、指輪を買い戻しました。 時間が経っていたので、指輪は中古扱いとなり価格が下がっていて、80万円になっていたのです。 80万円で買い戻した指輪をAさんに返却して、手元には20万円が残りました。 めでたし、めでたし。 |
と、いうことです。
これを株の世界で説明すると、
1000円の株価の銘柄があったとします。
このときに、この銘柄の株が下落すると予想するとします。 普通でしたら下落しそうな株は怖くて買いませんが、ここで証券会社から株を100株借りてきて、1000円×100株で売り、10万円が手元に残ります。 借りてきた株を売ったのです! この、借りてきて売る行為のことを「空売り」と言います。 予想どおり、株価が下落したので800円まで下がったところで空売りで得た10万円で800円の株を100株買い戻します。 800円×100株は8万円ですね。 買い戻した100株を証券会社にお返しして、手元には2万円が残りました。 めでたし、めでたし。 |
ということです。
よく株の世界で、株価は上昇より下降の方が3倍速いなんて言ったりします。
たしかにそうなんです。
上昇するのは時間がかかるけど、下落するときは一気に下落することも実際にあるのです。
空売りという武器があれば、そういう下落の局面をも利益にかえられるということですね。
もちろんリスクもあります。
信用取引のリスクについてはこちらにまとめました。
関連記事:信用取引のリスクについて
先程のダイヤの指輪の話、質屋にいれた指輪にプレミアがついて価格が高騰したら・・・
たいへんな損失になりますよね。。。
株式投資は全てにおいてリスクがつきものです。
最大限のリスクカットを常に頭に入れて投資しましょう。