こんにちは、雅の株~「超初心者」から「初心者」になるためのブログ~にアクセス頂きましてありがとうございます。
本日は、株価チャートの下に表示されているグラフ、「出来高」について解説していきたいと思います。投資をしていくうえでとても大切な項目ですので、初心者の方は是非読んでみてください。出来高が示す売買サインについてです。
読み方・・・できだか
出来高(できだか)とは?!

出来高とは、取引が「出来た」株数のことをいい、株価チャートでは棒グラフで表されます。
上の画像では赤い丸の部分ですね。株の超初心者を脱して初心者になり、株価チャート見始めると、まず「?」と思うポイントだと思います。
まず、株式投資の大前提として再度認識してほしいことは、株というのは買われれば上昇するし、売られれば下降する。または、買われも売られもしなければ横ばいなのです。
株価が上がったり下がったりするメカニズムはこれ以外にありません。それを踏まえたうえで、出来高について考えるようにすれば、何も難しいことはないです。
出来高が表す意味合い
例えば出来高が50000株というのは、その日のうちに50000株の売りと買いが成立したという意味です。
出来高が多い=流動性が高い=人気度が高い
という認識で良いと思います。
出来高が多いということは、取引が活発に行われたということであり、相場がエネルギッシュに動いたということになります。
出来高の持つ意味合いは状況によって異なりますが、出来高が急増したということは、この銘柄がこれからエネルギッシュに動く「幕開け」である場合と、これから下降に入る前の「最後の大爆発」である場合の、どちらかが考えられます。
投資家っぽく言うと、前者は「相場エネルギーの発生」、後者は「相場エネルギーの出尽くし」ですね。
出来高急増で上昇開始

出来高の急増はなにかが始まるサイン、とタイトルにありますが、まずはこちらのチャートをご覧ください。
赤丸のポイントで出来高が急増し、株価の上昇が始まっていることがわかります。
例えばですが、この日にチャートを見て、出来高が伴った株価の上昇を自分で確認したとします。次の日に「前日高値を更新するポイントで買いをいれよう」という一つの売買指標になりますよね。
出来高急増で下降開始

ところが先ほどのチャートを見てみると、赤丸の部分で再度出来高の急増が起きています。
上昇が始まったときの出来高の急増を超える急増が始まり、その日のローソク足は下降しました。そしてその次の日にさらに強い出来高の上昇がきて、一気に株価を下げていますね。
つまり、冒頭でも書きましたが、株価は買われれば上昇するし、売られれば下降します。
もっと言うと、急にたくさん買われれば株価は急上昇するし、急にたくさん売られれば株価は急落するのです。
「板」や「歩み値」などはまた今度解説しますが、出来高が急増したときは、それが「買い」の方向に向かったのか、「売り」の方向に向かったのかを読み取ることは非常に大切です。
出来高の大小について
出来高が多いということは、その銘柄に対する投資家の『注目度』が高いということを意味します。株を売買する前に、出来高がある程度ある銘柄かどうかを判断することが大事です。
世間一般的に株式投資では、先行者優位の観点から『まだ誰にも知られていな株に投じることで儲かる』という考え方をされがちですが、それは間違いなことも多いと思っています。
なぜなら知られていないという事は全く出来高を伴っていないということで、その場合、いくら安い金額で取得したとしてもその後に大きく上昇しない、もしくは上昇してもすぐに下落する、ということが頻繁に起きるからです。
とは言っても、今まで株価が低い水準でずっと推移していて、突然大きな出来高の急増があった場合は、上で書いたようにそこから大きく上昇していくサインになる可能性も秘めているので注目しておくようにしましょう。
まとめ
以上、出来高についての考え方でした。まあ最後に色々書きましたが、基本的に、
●安値圏で出来高が急増した場合は、上昇トレンドが開始するサインに。
●高値圏で出来高が急増した場合は、天井をつけて頭打ちし、トレンドが崩壊し下降相場入りするサインに。
という2点は結構あると言えます。
ですので逆に言うと、「出来高が伴わない上昇」は、きれいにトレンドを作らない可能性があるのです。
売買やチャートを読み取る一つの指標にして頂き、皆さんのトレードが上手くいく手助けに少しでもなれたらと思います。それでは、今回も最後までお読み頂きまして誠にありがとうございました。