こんにちは、雅の株~「超初心者」から「初心者」になるためのブログ~にアクセス頂きましてありがとうございます。
本日は、企業の決算発表の値動きについて解説したいと思います。
決算発表前には、株の持ち越しは慎重に
仮に自分がテクニカルチャートを使ってトレードをするスタイルだからといって、無視することのできないファンダメンタルズ分析の一つに「決算発表」があります。
決算発表というイベントは、株価を大きく動かすきっかけとなります。
予想外の好決算や業績予想の上方修正などのポジティブサプライズがでれば株価が急騰する可能性がありますし、逆に予想外にひどい決算や業績予想の下方修正などのネガティブサプライズがでれば、株価が暴落してしまう可能性があります。
そうしたことから決算発表前の時期というのは、株を買って保有しておくにはリスクが高い時期とも言えます。

もちろんその会社のことをよく知っていて、「今度の決算では上方修正する可能性が高い」と確信を持っているのであれば、事前に株を買った状態で決算を迎えるのもいいでしょう。
そうすれば株価の急騰の流れに乗ることができるからです。
しかし、一般的には、個人投資家がそのように業績予想を自信をもって行うことは難しいと思います。
したがって、もし短期売買という視点で考えるのであれば、基本的には決算発表前の時期に株を買うことや、株を持ち越すことについては慎重になった方がよさそうですね。
せっかく大きな含み益があっても、業績下方修正などによって、一気に含み益を飛ばしてしまう可能性もありますし、含み損が拡大してしまう可能性もあるからです。
売買する銘柄の決算発表を確認しよう
現在、決算発表は3ヵ月ごとに年4回行われます。
一般的に多い3月決算企業や12月決算企業の決算発表は、2月・5月・8月・11月が集中月となります。
また、業績見通しの修正の発表については、四半期決算の発表時か、その1週間くらい前に行われることが多いようです。
売買の対象にする銘柄については、是非、決算スケジュールを確認しましょう。
通常は会社のホームページを見れば、過去の決算発表や業績予想修正のニュースリリースの履歴が見れます。
そして、決算発表のニュースリリースの日付を見れば、この会社はだいたいどのくらいの時期に決算発表を行い、業績修正がある場合にはどのくらいの時期に行うのかという傾向がつかめるはずです。
決算発表が済んでしまうと、その後2ヵ月くらいは、業績サプライズが出る可能性は低くなりますので、突発的に株価が変動するリスクはかなり下がります。
チャートを見て売買サインが出れば、比較的素直に株価が反応してくれる時期と言えますので、トレードがしやすくなるというわけです。
Q:決算発表や業績ニュースを見るポイントは?
A:業績関係のニュースを見るポイントは、「サプライズがあるか」と、「良いサプライズか悪いサプライズか」を判断することです。
例えば大幅増益と伝えられても、それが予想通りのものであれば「サプライズはなし」ということになります。
さらに大幅増益でも、それが予想されていたものよりも小さかった場合、「悪いサプライズ」となってしまいます。
期待感から大幅に上昇していた場合には、「予想以下の増益」では暴落することもあるわけです。
逆に、「減益」であっても、その減益の幅が予想よりも小さくすんだ場合には、良いサプライズとなります。