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前回、前々回と、「板」についての解説をしました。
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本日は、その「板」を使って、株の注文を素早く出す方法を解説致します。
板情報の画面から注文を素早く出せる
板注文とは、板情報の画面からダイレクトに近い形で株の売買注文を出せる機能です。

楽天証券のトレードツール、「Market speed」を例に見てみます。
上の画像の画面は、銘柄の市況情報画面です。
右側に長方形がありますが、これが板ですね。
この板を見ながら、自分が買いたい金額のところをダブルクリックすると、その金額の指値が入力された現物買い注文画面が自動で出てきます。
そして、この注文画面を見ているときに指値を変更したくなったら、注文画面の板をダブルクリックすれば、その値段に指値が変更されます。
デイトレーダーにとっては必須科目
デイトレーダーはチャートやテクニカル指標、ニュースなどによって売買チャンスを見つける場合でも、最後には板情報を確認して、注文画面を立ち上げて注文するというのが通常の手順です。
そこで、板注文機能を使えば、こうした注文までのプロセスを格段にスピードアップすることができるのです。
デイトレーダーにとっては売買の判断をしてから一秒でも早く売買を行うということがテーマの一つですから、板での発注機能は必須とも言えます。
さらに、最近はトレードツールもどんどん進化していて、あらかじめ用意した何パターンかの株数を板の横に並べて、ドラッグ&ドロップで板情報の価格のところに株数を落とすと、その値段でその株数の売買注文ができるような「ドラッグ&ドロップ注文」のシステムや、変動する株価情報をワンクリックするだけで、あらかじめ設定した株数などの売買注文を、その時の値段で出せる「エクスプレス注文」など、システムもかなり高機能化しています。
スイングトレーダーにとっては?
一瞬のチャンスを逃さないために、デイトレーダーにとっては必須だと解説した株の板注文ですが、中期投資家などのスイングトレーダーにとっては、そこまで必要ではないと言えるでしょう。
スイングトレーダーは、例えば基本は日足チャートなどをみて分析をしますので、一瞬のエントリーチャンスに自分が入っていくというよりは、エントリーチャンスが来る日を自分が待つ、といった感覚です。
例えば、「この銘柄は移動平均線にタッチする〇〇円まで株価が変動したら買おう」といった具合などで、あらかじめ余裕を持って指値注文、または逆指値注文などを入れておけるわけですね。
自分の売買スタイルに合った注文方法に慣れることが大事ということです。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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