「インフレ」と「デフレ」を、お金の価値から考える

現役証券マンの経済コラム
~お金の流れで世界を知る~

皆さんこんにちは、霧島です。

本日は、経済に興味がない人でも一度は聞いたことがあるであろう言葉、「インフレ」と「デフレ」についてです。




インフレとデフレ、結局どういう意味?

インフレ(インフレーション)やデフレ(デフレーション)と言うのはお金の価値変化を表します。

「え?物価が上がることをインフレっていうんじゃないの?」と考えた方は少し考え方を変えて下さい。

と言うのも、今後もお金について考えていく中で、このインフレとデフレの知識はとても重要になってくるからです。

今100円のハンバーガーが120円に値上がりしたという事をインフレと言うのでは無く、同じハンバーガーに、より多くのお金を払わなくてはいけなくなった(相対的にお金の価値が下がった)、と言うことがインフレなのです。

このインフレとデフレが起こる限り、前出のお金の「価値の保存」と言う機能は正確には確約されないのと考えています。

※価値の保存についてはこちら

お金の価値の変動

例えば1960年頃に100万円持っていれば、当時のうどん屋で40円のうどんを25,000杯注文できました。

しかし、現在のうどん屋のうどんの平均単価は500円位なので、当時からずっと100万円をタンスに入れていた人は今うどんを食べに行くと2000杯しか注文出来ないのです。

これは物価が上がったとも言えます。

しかし正確に言うと「うどんと交換する為に持っていたお金の価値が下がった」のです。

つまり今も昔も同じうどんですが、交換するお金の価値が下がったので、より多くのお金を使う必要がでてきたわけです。

これがインフレと言う現象で、逆にお金の価値が上がることをデフレと言います。

このように、お金と言うモノはいつでも同じ価値があるわけでなく、常日頃から価値が変わっているのです。

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ABOUTこの記事をかいた人

こんにちは、投資診断士の遠藤雅士です。普段はWEBデザイン事務所を営んでいます。投資歴9年、投資メディア運営4年です。資格『投資診断士』取得。個別銘柄のファンダメンタル分析から割安株を探すことに趣きを置いています。チャート読みも割と得意です。趣味は楽器、スポーツ、家族と旅行です。