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株式投資は、買うタイミングよりも売るタイミングの方が難しいと言われています。
意外と皆さん、買付時のルールなどには慎重になるのですが、売り抜くタイミングが定まっていないものです。
本日は、そんな株の売りのタイミングを3つ紹介したいと思います。
・株価が目標に達したとき
・株を買った理由がなくなったとき
・もっといい銘柄が出てきたとき
ざっくり言うと以上の3つです。それではそれぞれ解説してみます。
株価が目標に達したとき

株価が目標に達したから売るというのが、一番ベストな投資ですよね。
しかし、その『目標』の定め方がとても大切になってくるのは、言わずともお分かり頂けると思います。
単純に〇%上昇したら、というように決めておくのも一つの考え方ですよね。
それ以外にも売る時のルールの決め方はたくさんあるので、いくつか紹介します。
PERを使う
目標の定め方の一つ目は、株価の割安度を測る指標『PER』を使う方法です。
安定した業績、もしくは安定的に成長している会社ならPER15倍くらいが一つの目標になります。
例えば株価が5万円で一株益が1万円、そしてPER5倍で買った株なら、だいたい株価15万円くらいが目標になりそうですよね。
(1株益1万円×PER15倍)
上記は少し極端な例ですが、ファンダメンタル分析で長期投資をしている人は参考にしてみると良いと思います。
PERについての詳しい解説はこちらをご覧ください。
チャートを使う
目標の定め方の二つ目は、株価チャートを使う方法です。
チャートを使って売りの目標を立てるのいうのは、本当にたくさんの考え方や方法があります。
ここではその中でも、初心者でもわかりやすいいくつかの方法を紹介します。
移動平均線を使う
移動平均線を使い、売りのタイミングを計る方法です。
例えば25日移動平均線が支持線となっていることを意識していたのであれば、その25日移動平均線を割り込んでしまったら売り、ということになります。
チャートを見て売買ポイントを見るうえで、移動平均線はとても重要な指標となりますので、注意してみてみてください。
N字計算法・E字計算法を使う
初心者向けの投資サイトなどでも、意外と解説されていることが少ないN字計算・E字計算。
特に高値更新中のトレンドに使える考え方です。
株の値動きというのは上昇トレンド中でも、必ず調整局面がきます。
そして、例えばそういった調整局面で反発するのを確認し買いを入れたとしても、どこまで上昇するかわからないですよね。
そういったときに目標値を決めることのできる計算方法がN字計算・E字計算です。
下の記事で図を使って解説していますので、是非チェックしてみてください。
株を買った理由がなくなったとき

株の売りのタイミングその2は、『買った理由がなくなったとき』。
たとえば業績が良いからその銘柄を購入したのに、業績の見通しが下方修正されたときです。
自分が予想していたよりも悪い数字がでたら、基本的には売りと考えていいと思います。
または、シェアをある程度独占していた企業に、強烈なライバル会社などが出てきたというようなケースも、少し注意したいポイントではあります。
このように、銘柄のファンダメンタルを見て株価を分析している投資家の方は、その企業の業績だけではなく、そのセクター(業種)全体を定点観測しておくことも重要だと考えます。
もっと良い銘柄を見つけたとき

ある程度短期でトレードをする投資手法の方は、株を売却することにさほど抵抗はないと思います。
しかし、時間をかけて分析をした銘柄を長期で運用しようと思っていた場合、その銘柄を売却することはなかなか難しいことです。
しかし、保有している銘柄よりもさらに良いと思える銘柄に出会った場合、保有銘柄を売却して新たに新たな銘柄を買い付けるというのも、一つの考え方です。
投資金額には限りがありますから、良い銘柄を全て買えるわけではないからです。
例えばビジネスの中身や業績が同じくらい魅力的な銘柄があり、片方がPER10倍まで上昇したのに、もう片方がPER6倍に留まっていたら、PER10倍の方は売って、代わりにPER6倍の方を買った方が合理的だということです。
常にお気に入りの銘柄は選定し、入れ替えをしながら、定期的に観察するように心がけてください。
まとめ
株を売るタイミングを3つ解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
売るタイミングの考え方は、このほかにもたくさんあります。様々なパターンを学び、自分にあった考え方を構築していけるようになるといいと思います。
最後までお読み頂きありがとうございました。