こんにちは、雅の株~「超初心者」から「初心者」になるためのブログ~にアクセス頂きましてありがとうございます。
日頃よりご拝読頂き、誠にありがとうございます。本日は管理人の日記を一つ。
昨日、とあるコンサル会社のK社長と、夕飯をご一緒しました。彼はもともと銀行勤務、コンサル会社勤務の経験を経て独立された方です。普段からお付き合いさせて頂いているのですか、正直僕とは比べ物にならない程優秀な方です。ふとした会話のワンシーンが、僕にとってはとても興味深い内容でしたので、ここに書いておきます。
ファンダメンタル分析は必要ない!?

と、K社長は言います。これは彼が長年、銀行では企業への融資を、コンサル会社では資金調達を経験してきたからこそ、そう思うのだそうです。

K社長は、仮にいかに優秀な職人や人材が社内にいたとしても、それらは財務上には表れてこない。どれだけ優秀なサービスや人材がいて、今後の企業の成長性に期待が持てたとしても、現在や過去の財務諸表や決算書には数字としてその「成長性」は現れないため、融資の判断対象にならないのだと。

K社長は、株価の分析にファンダメンタルの分析が全く必要ないということを言っているわけではありません。その企業の本質的な実態や価値を知るという意味では、財務諸表等の数値では測れないことがたくさんある、ということを言っているのだと思います。
-では、管理人の僕はどう思うか。
K社長の言おうとしていることは物凄くよく分かりますし、理解もできます。ただし、『投資対象の株価を分析する』という事柄にフォーカスしたときには、やはりファンダメンタルもテクニカルも分析が必要なのだというのが、僕の意見です。
なぜなら僕のような中・長期の投資家は、投資対象銘柄の今後の株価や成長性を予想する際は、『過去の業績』から判断するしかないからです。過去の財務諸表や業績の推移がデータ的裏付けになるからこそ、その銘柄が『投資してもいい』銘柄かどうかが判断できるわけです。
テクニカル分析にも同じことが言えると考えます。チャートというのは結局のところ結果論である、という意見も確かに理解できます。株価というのは全ての情報を織り込んで動くものですから、結果的に現在のトレンドが生まれているのだということも。
ただし、現在の株価が全てを織り込み済みの結果論だったとしても、株価は過去のチャートの流れから、銘柄ごとにある一定の習性を持つことは紛れもない事実ですし、『過去にこうなったから、こう動く可能性が高い』という考え方は、非常に理にかなっていると僕は考えます。
最後になりますが、財務諸表や決算発表、業績予想などを分析したうえで、その企業の『サービス』や『人材』などの数字で表れてこない部分まで研究し、そのうえで『ここは投資すべきだ』と判断できたなら、それは一生持ち続けても良い銘柄なのかもしれませんね。投資は奥が深いです。
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K社長、いつも貴重なご意見をありがとうございます。
読者の皆様、最後までお読み頂きありがとうございました。