ピックアップ銘柄分析:(株)ヨータイ【5357】

こんにちは、雅の株~「超初心者」から「初心者」になるためのブログ~にアクセス頂きましてありがとうございます。

本日は『ピックアップ銘柄分析』ということで、【株式会社ヨータイ(5357)】を分析させて頂きたいと思います。

※「雅の株」流の分析となります。投資情報の一つとして参考にして頂ければ幸いですが、情報の真意に100%の確証を保証するものではございません。投資の際には自己責任のうえ、お願い致します。




ファンダメンタル

株価情報(2018年8月28日時点)

銘柄名 ヨータイ (東証1部)
株価 974円
決算 3月
設立・上場 設立1936、8 上場1949、9
業種コード 3400
PER 8.05倍
EPS 119.44円
PBR 0.95倍
ROE 12.50倍
配当利回り 1.25%

事業内容

株式会社ヨータイは耐火物等の製造、販売、工事などを通して鉄鋼、非鉄、ガラス、化学など幅広い分野への耐火物の納入を行なっており、れんが部門では国内トップシェアを持っています。

直近は中国子会社の輸出が拡大しており、後ほどキャッシュフローからの分析でも解説しますが、会社の財務体質の改善が見られます。

事業内容から見られる今後の展開として注意する点は、中国子会社の影響です。

中国は現在環境規制が始まっており、今後資材調達が重荷になる事や、中国経済の悪化、貿易環境の変化など様々な要因が中国に偏っている点は今後の懸念材料であると考えます。

指標分析

ここからは2018年3月と2019年3月予想を比較しながら見て行きますので、上記画像と合わせてご覧ください。

 

経常利益や当期純利益、EPSなどは前期と同程度を予想していますので、この数値が次回の進捗状況開示の際に上方修正が無ければ、現在の予想値は折り込まれていると考えるため更なる株価の上昇期待は難しいと考えます。

しかしながら、ROEの改善は今後中長期的な面でプラスに寄与すると思われます。

高ROE銘柄を組み入れるインデックスJPX400への採用となればそれなりの上昇理由になると思いますが、組み入れ銘柄の入れ替えは早くても来年なので、長期保有が前提となります。

EPS、ROEの解説はこちらからどうぞ。

企業の成長性を測る【EPS(一株あたり純利益)】をわかりやすく解説!

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キャッシュフローの分析

キャッシュフロー計算書からは営業CF、投資CF、財務CFは前期においては全ての項目でマイナス数値です。

投資CFのマイナスは設備投資や金融商品などの買付を表しています。

また、財務CFのマイナスは財務体質の改善を表しています。

営業CFのマイナスは通常であれば良くない兆候ですが、現在儲けが出ている企業である事を考えると資材調達などが発生して本業でお金を使っていて、後々回収される資金であると考えられるため除外させていただきます。

キャッシュフローについての読み方は、こちらをどうぞ。

キャッシュフロー計算書の『意味』と『読み方』をわかりやすく解説!

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テクニカル

各足チャート

月足

週足

日足





2018年8月28日現在の月足・週足・日足チャートはご覧の通りとなっております。全体的には上昇トレンドにあると見受けます。

ただし、上述した通り指標分析の観点から、更なる株価の上昇を期待するのであれば中・長期的な見通しになると考えられます。

そのためスパン的には週足~月足チャートを参考にすると良いです。

週足チャート解説

移動平均線

・・・13週
・・・26週
・・・52週

全体的には、移動平均線が上向きのため、トレンド的には上昇中と言えます。

現在の株価も前回高値のレジスタンスを超えるか超えないかのあたりのもみ合いですので、このまま上抜ければしばらく上昇が続く可能性はあると考えられます。

しかし13週移動平均線が26週移動平均線を上抜けようとしているところではありますが、ローソク足は長めの陰線が出ているため売り圧力もあると考えます。

移動平均線はトレンドを示すとともに、その期間にこの銘柄を買った投資家の平均買いコストでもあります。

このまま13週線がゴールデンクロスし、(手前の3つの〇のように)下からという順番になることで、この銘柄の株を保有している多くの投資家が利益を出している状態と言えるため、『相場が強い』と判断できるのです。

つまり、全体的には上昇傾向にあるが、このまま上昇が続くかどうかはファンダメンタル分析と同様、もうしばらく様子を見ないとなんとも言えないと考えます。

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ちなみに日足は・・・(すこしだけ触れておきます。)

 

ここ数日間は高値付近のレンジでもみ合っている状態ですかね。

上記画像に表示には一目均衡表を表示させていますが、雲のような部分は抵抗帯となるのが特徴です。

株価が雲を下から上抜ければ、この画像のように上昇していきますが、また雲に戻っていくという習性もあります。

そして、赤丸の雲の『厚さ』に注目してみます。

この『雲の厚さ』というのは、株の売買による需給のシコリの多さを示すと考えられます。

雲が厚ければその株を売りたいと待ち構えている人が多く、薄くなればそうした人が少なくなっていることを示しているので、株価が一気に動きやすいのです。

つまり、上の図の赤丸部分のように雲の幅が狭くなると、トレンドの転換が起きやすくなる傾向がありますので、短期的には注意が必要です。

一目均衡表についてはこちらをご覧ください。

一目均衡表が売買サインに!『読み方』と『使い方』をわかりやすく解説

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まとめ

以上、株式会社ヨータイの銘柄分析でした。

ちなみに全国の築炉工事を手掛ける『株式会社ハヤシチクロ』の社長様にも少しお話を伺いました。

『ヨータイの耐火物は近年20%程度の値上げをした。業界全体の値上げに打ち勝って生産を続けてこれているからこそ、株価の値上がりに繋がっているのでしょう。』とおっしゃっていました。

それだけ素晴らしい製品を作られている企業だということが、現場の生の声からも分かります。

株式会社ハヤシチクロ

中長期的な目線でファンダメンタルから考察することが大切な銘柄だと考えますが、今後ヨータイ株価の上昇には中国経済の安定化が必要であり、中国関連銘柄として扱われてしまうと、中国情勢によっては下落バイアスがかかりやすい可能性があるので注意が必要です。

財務指標などの面については懸念は無く、むしろ良好であると考えますが、今後は前期よりも利益水準の向上が見られる必要があるため、中国の環境規制が重荷になると厳しい可能性が高いと考えます。

以上の点から、ヨータイ株式に関しては今後アンダーパフォームする可能性があると考え、複数単元保有しているのであれば一部売却するのも選択肢かと考えます。

しかしながら、長期保有が前提である場合は今後の指数採用などの可能性や、現在中国西部で進んでいる新たな産業地帯開発に伴う受注も期待できる可能性があり、長期と短期のバランスを考えた投資をお勧めします。

以上、『雅の株流』ピックアップ銘柄分析でした。

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