こんにちは、雅の株です。
今日は運用する『資金量』と株の『保有期間』についてのおはなしです。
株式投資を始めるとき、自分はどれくらいの期間株を保有するのがいいか、というのはとても大事な問題になります。
保有期間を考えるということは、出口、つまり売り時をしっかり見極めることに繋がるので、あらかじめ自分の投資スタイルを考えることが大切です。
資金量と保有期間

『株の保有期間』というのは自分の投資資金から考えるのが良いと、僕は考えています。
保有期間によって投資スタイルを大別すると、
投資スタイル | 保有期間 |
【短期投資】デイトレード | 1日未満 |
【中期投資】スイングトレード | 数週間~数ヵ月 |
【長期投資】バイ&ホールド | 1年~ |
こんな感じになると思います。
デイトレや長期投資については、こちらに詳しく書きましたので興味ある方はご覧ください。
関連記事:デイトレードってどんなスタイル?
関連記事:長期投資のすすめ
資金量との関係
株の保有期間と資金量の関係性については、初心者の方は↓のようなイメージを持つと良いと思います。

要は、資金が少なければ少ないほど短期になっていき、資金が多ければ多いほど長期になっていくということ。
もちろん、この限りではありません。資金が大きくてもデイトレ専門の方もたくさんいらっしゃいますし、逆に資金が少なくても長期保有される方もたくさんいらっしゃいます。
一つの考え方としてお読み頂ければ幸いです。
なぜこのような考え方になるのかと言いますと、例えばインカム(配当金)を狙う長期投資の場合。
仮に1000万円の資金で投資して年間で3%の配当金を受け取ると仮定すると、受け取れる配当金は年間30万円になります。
しかし同じ条件で資金が100万円の場合、同じ3%の配当金でも3万円にしかなりません。
つまり資金が少なければ少ない程、配当で得られる額は少なくなるため、儲からないということです。
株の個別銘柄の値動きは様々ですが、例えば数週間で数%や数十%の値動きをするものもたくさんあります。
資金が少ないなら積極的にトレードをした方が、利益額を伸ばせる可能性は高いのです。
資金量 | 投資スタイル |
10~50万円 | 短期トレード |
50~300万円 | 中・長期投資 |
300万円~ | 長期投資 |
人それぞれ考え方は違いますが、資金に対する投資スタイルはこんなイメージだと思います。
30万ほど資金があれば、信用取引もできるようになります。そうなれば自己資金にレバレッジをきかせて大きなトレードができるようになったり、空売りができるようになるので、やはり小資本の場合は短期に振れていくメリットが色々ありますね。
利益の求め方
人によって考え方が違うと何度か書いたのは、利益の求め方が人によって変わるからです。
株式投資の利益というのは、以下の3パターンしかありません。
利益の種類 | 意味 |
配当金 | 企業が株主に定期的に還元するお金 |
売買益 | 買付時と売却時の差額 |
株主優待 | 企業が株主に定期的に還元する自社製品やサービス |
この3パターンのうち、どれを目的に投資をするかによって変わります。
『小資本の場合は短期投資に』とこの記事では書いてきましたが、例えば株主優待を目的に投資をしているのであれば、資金が少なくても優待を得られる最小単元さえ買えるだけの資金があれば良いわけです。
自己資金量から投資スタイルを考えることは大切ですが、そもそも何を目的に投資を始めるのかということも考えておきましょう。
最後に
以上、投資資金と保有期間などの記事でした。
株式投資を始めるときに、ただ何となく上がりそうな銘柄を探して、惰性で投資することはお勧めできません。
まずは投資の目的を決め、資金量、リスクの許容範囲を考え、保有期間などの投資スタイルを決めていきましょう。
最後までお読み頂きありがとうございました。