『スーパーコンピューター京』解体。スパコンがもたらした経済効果は?

みなさん、こんにちは。本日の経済コラムです。

民主党政権が事業仕分けを行っていたとき、有名な「2位じゃダメなのでしょうか?」発言の矛先となったスパコン京が、9月4日に報道陣の前で解体されました。

本日はそんなスーパーコンピューターについてです。




スパコン京

スパコン京は1秒間に1京回の計算を行うことからこの名前が付き、この計算速度は当時の世界ランキングで1位になりました。このスパコン京も現在ではランキングトップ10からも外れており、現在の世界のスパコンは1京ではなく、その100倍の100京(エクサ)の世界に入ろうとしています。

現在はIBMが開発したスパコンが世界ランキング1位になっており、約20京回の計算を行います。また、2021年にはインテルなどがこのエクサ級(100京回)の計算が可能なスパコンを開発する予定です。そして日本では、京に継ぐ新たなスパコンで、理論上では40京回の計算を行うとされている「富岳」が2021年から運用予定です。再び世界ランキング1位に日本が返り咲く可能性もあるので注目です。

スパコンがもたらしたもの

さて、ここまではスパコンについての話でしたが、このスパコンの計算速度の速さにどのような経済的な要素があるのかと言うと、この計算速度から生み出される情報はコンピューターシュミレーションと呼ばれ、科学研究の理論、実験に継ぐ第3手法と言われています。

スパコンは今まででは出来なかったことを可能にし、東京大学は京を使って心臓の活動を分子レベルで再現することに成功したことで、ゲノム医療や抗がん剤の開発に繋がる発見もありました。また、住友ゴムは京の計算から耐久性と燃費に優れたタイヤを生産することに成功しています。

このような利用の他にも、災害予測や、気象予測などの面でもスパコンは優れた機能を発揮しており「未知を予測する」ことが出来るものとなったのです。このような利用が新たな発見に繋がることで、加速度的に技術や生産を高めることが出来るのです。

ちなみにですが、私たちが使っている自宅用のパソコンで「インテル core I7」が入っているパソコンの計算回数は1秒間に36億回程度だそうです。スパコンでExcelやったらサクサクなんでしょうね。笑

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こんにちは、投資診断士の遠藤雅士です。普段はWEBデザイン事務所を営んでいます。投資歴9年、投資メディア運営4年です。資格『投資診断士』取得。個別銘柄のファンダメンタル分析から割安株を探すことに趣きを置いています。チャート読みも割と得意です。趣味は楽器、スポーツ、家族と旅行です。