パンデミックの裏で下げる原油価格。今後の動向は?

連日の株価動向が乱高下を繰り返し、もはや300円程度の上げ下げが気にならなくなってくるくらい感覚がマヒして、経済は文字通り沈黙し「人、モノ、金」のすべてが停止する異常事態になっています。

18日にはダウ工業株30種平均が1338ドル安となり、原油価格は一時20ドルへ急落した。

過去の記事では逆イールド発生時点くらいから、経済環境がマイナスへ向かう可能性を考えていましたが、

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今回のような「パンデミック」による経済崩壊は考えていませんでした。




現在の状況を為替環境で整理すると、現在も円、米ドルが強い為替環境であり、ユーロは米国の移動規制後から先行きが見通しにくくなっています。

資源国・・・軒並み安値圏へとドロップアウト

オーストラリア・・・リーマンショック以来の通貨安

主要な新興国(ロシア、ブラジルなど)・・・大幅下落

今回の新型コロナウイルスの震源地である中国は、他国に比べて落ち着きをみせる一方で、イタリアなどの急激に状況が悪化した国が非常事態になっているというイメージです。

 

コロナウイルスの今後の懸念事項

 

今回の新型コロナウイルスによる経済崩壊で厄介なことは「消費活動の停滞」です。

人やモノの流通が激減したことで、それらを支える原油価格が低下しました。

これによりOPECと非加盟国の間で、原油価格を維持するための減産会議が開かれましたが、決別に終わります。

これには、原油価格が下落することで米国のシェールオイル生産に対して圧力をかけるロシアの思惑もあります。

以前にもお話ししましたが、シェールオイルは中東やロシアのなどに比べて生産コストが大きくかかります。

そのため、原油価格の下落により採算が合わなくなれば、採掘を止めなくてはならないのです。

ロシアはこの期に原油価格という肉を断って、米国の原油生産の骨を断とうとしていると思われます。

結果、各国は反対に増産という形で薄利多売に打って出たため、現在原油価格は30ドルを下回る推移となっています。

 

 

原油価格が下がり、マーケットも下がる。

この状況を打破する逆回転は実体経済の回復によるものの影響がない限りは現状のマーケット参加者を納得させることは難しいかもしれません。

また、金融政策による下支えがどこで効いてくるかも、今後の注目点です。

 

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こんにちは、投資診断士の遠藤雅士です。普段はWEBデザイン事務所を営んでいます。投資歴9年、投資メディア運営4年です。資格『投資診断士』取得。個別銘柄のファンダメンタル分析から割安株を探すことに趣きを置いています。チャート読みも割と得意です。趣味は楽器、スポーツ、家族と旅行です。