新型コロナウイルスは第2章へ!今後の株式市場の展開は?

どちらに転ぶかわからないマーケット展開の中で、日本株式市場は相次ぐ世界的な経済活動回復を受けて、底堅く推移しており、相場の急な下落に対しても、それを吸収してプラスで推移するほど底堅い状態が続いています。

 

今後の日本株式市場の展開は

前回もお話ししたように、今のマーケット環境はこの近辺でしっかりと根固めできるかどうかが重要になってきます。そういった点では先週のマーケットはこれをしっかりとこれを実行できたと考えます。
これにより、今後の相場展開は今の信用買い残(信用取引で買っている部分のこと、最終的に売決済しなくてはいけないため、将来的な売り圧力となる。)を回収しながら、もう一段の上昇を期待できる展開となってきたと言えます。

しかしながら、マーケットでは新型コロナウイルスの影が再び見え隠れして来ています。特に経済活動を再開している地域では感染者が再度上昇してきており、それは日本の東京でも同じです。このような展開になってくると、再度移動制限などが実施される可能性が出てくるため、この感染者数の増加には再度注意が必要かと思われますので、新型コロナウイルスは終わったコンテンツとは思わずに今後も注意をしてください。

 

アメリカ大統領選挙

アメリカ大統領選が近くなってきているため、トランプ大統領の動向にも注意が必要です。特に米中関連の情報はマーケットを大きく左右させるインパクトがあるので、方向性が融和に進むのか、敵対に進むのかで大統領選までの流れが決まってくると思われます。

直近では米中対話が継続され、年内に新たな合意に届きうるという観測がでてきていますが、今後のトランプ発言にも注意してください。

 

ちなみにですが、原油価格が40ドル台へと値を戻す中でも、石油関連株などの動きは鈍い状況が続いています。これは、脱石油への流れがこの新型コロナウイルスのドタバタの中で進んでいることを意味しており、運用各社も環境対策が出来ていない企業への投資を躊躇しています。

環境関連への対策が疎かな企業にとっては対策が急務な状態になっており、このまま景気状況が戻ってもこういった銘柄は出遅れる可能性が大きいと判断します。つまり、今後「出遅れている銘柄がある」と思っても、その企業がマーケットからどのように見られているのか考えてから投資してください。

出遅れて銘柄に出遅れている理由がなければマーケット環境の改善から再度買われていく可能性がありますが、もし明確に出遅れている理由があるのであればしっかりと吟味してから買い向かってください。
野村克也さんが仰っていたように「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」です。

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こんにちは、投資診断士の遠藤雅士です。普段はWEBデザイン事務所を営んでいます。投資歴9年、投資メディア運営4年です。資格『投資診断士』取得。個別銘柄のファンダメンタル分析から割安株を探すことに趣きを置いています。チャート読みも割と得意です。趣味は楽器、スポーツ、家族と旅行です。