株の注文方法は基本的には「成行注文」「指値注文」「逆指値注文」の3パターンがあります。
本日は、「指値注文」という株の買い方についてです。
関連記事:「成行注文」という株の買い方
初心者の方で、「とりあえず口座を開設したけど、株の買い方がわからない!」という方は、まずは株の注文方法を覚えましょう。
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株の注文方法
株の基本的な注文方法というのは、基本的に
「成行注文(なりゆきちゅうもん)」
「指値注文(さしねちゅうもん)」
「逆指値(ぎゃくさしねちゅうもん)」
の3つです。
●成行注文・・・約定時間優先
●指値注文・・・約定価格優先
株を購入するとき(売却するとき)は、この2つの注文方法を使い分けることがとても需要になります。
それでは「指値注文」の詳しい概要です。
指値注文とは
指値注文=買いたい価格を指定して株を購入(売買)する注文方法
例えば、株価が830円の銘柄があるとして、まだ株価が少し下がると考えたとします。
そして、800円まで株価が下がったら購入しよう、というときに使える注文方法です。
指値注文のメリット
●注文を自動で出せる
・・・指値注文は、自分が購入(売却)したいと考えている銘柄が、自分が購入(売却)したい価格になったら発動する注文方法なので、希望価格になったら自動で約定(やくじょう)してくれます。逆に保有している株式が、〇円になったら売って!というように、利食いの価格設定が可能です。
●指定した価格にならなければ約定しない
・・・〇円になったら購入する、というように自動で注文を入れるわけですから、その価格まで株価が下がらなかった場合は約定しません。自分で相場に張り付き成行注文で購入している場合、もし自分が希望する価格まで株価が下がらなかったときにもむやみに購入してしまうことがあります。そういった感情に流されない、というメリットがあります。
指値注文のデメリット
●購入機会の損失
・・・上記のメリットが逆にデメリットにもなります。例えば「現在の株価が620円なので、600円まで下がったら成行で購入しようと」と考えているとします。
この場合、仮に株価が600円まで下がらずにどんどん上昇してしまったら、株を購入することができないことになりますよね。
つまり、せっかく結果的に上昇する良い銘柄を見つけることができたのに、価格が下がるのを待ってしまったばかりに、その上昇に乗れなかったということになります。
指値注文の注文画面

写真は楽天証券のトレードツール「Market Speed」の画面ですが、基本的な注文方法はどこの証券会社でも同じです。
①・・・注文数を指定
②・・・注文方法を指定(指値注文の場合は「指値」を指定)
③・・・株価を購入したい金額を指定
④・・・取引口座の指定(特定口座かNISA口座などが一般的)
【執行条件】という注文の期間を指定する項目がありますので、「本日中」や「今週中」など、この注文条件が発動している期間を指定してください。
まとめ
以上が、指値注文の概要でした。
基本的に株を購入したり売却をしたいという場合、「今すぐこの株を手放したい」というとき以外は、「指値注文」を使うようにしましょう。
最後までお読み頂きありがとうございました。
「成行注文」「指値注文」のほかに、「逆指値」注文という注文方法があります。
こちらも株式投資をしていくのであれば必ず覚えなければならない注文方法ですので、勉強してみてくださいね。
関連記事:必ず覚えたい「逆指値注文」
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