トレンドを制する者は、チャートを制する!?
こんにちは、雅の株~「超初心者」から「初心者」になるためのブログ~にアクセス頂きましてありがとうございます。
本日は、株価チャートでとても大切な「トレンド」についてです。
株価チャート

まず、株価チャートとは上の画像のように、株価の推移を表したもので、簡単に言うと株の売買の流れをグラフにしたものですね。
テクニカルチャートと呼んだりもします。
企業業績や決算報告書などのファンダメンタル分析をしなくても、その株価の売買の状況やお金の流れをを判断することができるのです。
これをテクニカル分析と言います。
トレンドとは
それでは本題の『トレンド』について。
株価チャートにおけるトレンドとは簡単にいうと、「現状、その銘柄の株価の推移がどんなかんじなのか」ということが一目見ただけで判断できる材料、と言えます。
株価のトレンドとは、
【上昇トレンド】

相場は大方右肩上がりで、上昇中である状態。
【下降トレンド】
相場は大方右肩下がりで、下降中である状態。
【トレンドレス 横ばい】
トレンドは発生していなく、ある一定のレンジの中をもみ合っている状態。
この3つのパターンしか存在しません。
実際にはこの矢印のように真っすぐな線にはなりません。
株価が上下動を繰り返しながらも、大まかな傾向として上昇している状態を【上昇トレンド】、下降している状態を下降トレンド、横ばいの状態を【もみ合い】ですとか、【トレンドレス】といいます。
このトレンドを把握するために、チャート上にトレンドラインを引くことによって、分かりやすく可視化していくことができます。
トレンドライン
まず、なぜトレンドラインを引く必要があるのか、という点についてです。
まず、トレンド方向を把握する、というのが一点です。現在の相場が上昇中か下降中か、正確に現在の状況を把握するためという目的なわけです。
次に、トレンドラインはほとんどの投資家が『意識』しているため、売買されるポイントが分かるという事です。
例えばこの図。

これはよく見られる上昇トレンド中のラインです。
明らかに赤いトレンドラインを意識して株価が反発しているチャートになります。
ちなみにこの状態を株価を下支えするサポートラインと呼びます。
株価がサポートラインタッチする際に、『このサポートラインを意識して株価が反発する』とみんなが思うから、そこに『買い』が集まるというわけですね。
つまりトレンドラインが引けると、株の押し目買いを狙い売買の勝率を上げていくことができます。
トレンドラインの引き方
しっかり機能するトレンドラインを引くためには、より正確にラインを引く必要があります。
下の図をご覧ください。

上昇トレンドというのは、株価の安値を切り上げて、高値を更新して始めて上昇トレンドを形成したと言えます。
つまり高値をまだ更新していない左の図では、まだトレンドラインは引けません。
右の図のように高値を更新して始めてトレンドラインを引くことができます。これは注意点ですね。
そしてこの赤線を伸ばしていき、延長線上に株価がタッチし反発したポイントが、押し目買いとしてのエントリーポイントの目安という事になります。
トレンドでわかること
トレンド、トレンドと言いますが、結局トレンドで何がわかるのか!?といいますと。
株式投資でキャピタルゲイン(売買益)を得ようと考えたときに、初心者の方がとる基本的な投資方法は『安いときに買って、高いときに売る』ということになってくると思います。
ということは、当然株価が上がりそうな銘柄を買いたいですよね。
そう考えたときに、上昇トレンドの方が儲かりやすい、下降トレンドの方が損をしやすい、と考えることができるわけです。
当然、一概にそれが全てだと言っているわけではありませんが、株価が上昇しているか下降しているかは、その銘柄のチャートを見れば3秒で判断できますので、超初心者の方にもわかりやすい指標と言えます。
株の売買方法には上昇トレンドを追いかける『順張り(トレンドフォロー)』と、下降トレンドでの反発を狙う『逆張り(カウンタートレード)』があります。
関連記事:順張り投資について
関連記事:逆張り投資について
しかし初心者のうちは、上昇トレンドを追いかけるトレンドフォローをおすすめしますので、しっかりトレンドラインは引けるようにしておきましょう。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。