こんにちは、雅の株~「超初心者」から「初心者」になるためのブログ~にアクセス頂きましてありがとうございます。
本日は、投資スタイルについてのお話です。
株式投資は、分散投資がいいのか、それとも集中投資がいいのか。これは株式投資初心者の方も、最初に考えたい問題だと思います。
それぞれがどういった考え方なのかを、まとめてみたいと思います。
集中投資か分散投資か問題

まず、初心者の方に考えて頂きたいのは、ご自分の資金配分です。
個人投資家は特に、資金の大きさがそれぞれ異なりますので、集中か分散かの線引きはかわります。
例えば1~2千万を運用している人が3~4銘柄だけに投資していたら、これは超絶的に集中投資と言えるでしょう。
しかし、投資資金が100万円の人が3~4銘柄に投資していたら、これは紛れもなく分散投資と言えます。
株式の集中投資
まずは集中投資です。集中投資というのは、対象銘柄に対する自分の資金配分が大きいということです。
つまり、資金配分が大きい分、利益が出たときのパーセンテージを最大限大きくすることができるというメリットがあります。
しかしその逆もしかり、です。大きな利益を出す可能性がある代わりに、大きな損失を出す可能性があるということを忘れないでください。
ここで考えるポイントは、やはり大きく儲けるためにはそれなりにリスクを取る必要があるということです。
自分がどこまでリスクを許容できるかということを、自分の資金管理と一緒に常に考えることが大切です。
ウォーレンバフェットという集中投資家
投資家なら初心者でも知っているであろう、偉大な投資家「ウォーレンバフェット」。彼は言わずと知れた集中投資で、大成功を収めている伝説の投資家です。資産は8兆円を超えるそうですね。
彼は、分散投資は、リスクヘッジではなく「無知に対するヘッジ」、という名言を残しています。
これはつまり、完璧に分析ができて勝率が非常に高い1銘柄なら、そこに大きな資金を投じても問題ないということを意味しています。
株式の分散投資
次に分散投資です。分散投資とは、投資する銘柄をある程度複数に分散することで、損失のリスクを抑えるという考え方です。
株式投資の相場格言に、【卵は一つのカゴに盛るな】という言葉があります。
これは卵を一つのカゴに入れていたら、そのカゴを落としてしまったときに全ての卵が割れてしまうから、カゴを分けなさいよ。という意味です。
カゴを分けていれば片方を落としても片方は割れないで済みますからね。
株式投資も同じで、一つの銘柄が損失を出していても、別の銘柄が利益を生んでいればリスクをカットできるのです。
ベンジャミン・グレアムという分散投資家
割安株に投資をするというバリュー投資法で有名な「ベンジャミン・グレアム」。分散投資で有名で、そして彼もまた、とても偉大な投資家です。
彼は、どんな状況においても致命的な失敗を回避し、長期にわたり安定して資産を守る方法を見つけ出しました。
それは、現金・債券と株式のバランスを考えながら分散投資してポートフォリオで管理するという戦略です。
ポートフォリオを組んで分散投資をするということは、リスクヘッジの観点から投資の鉄則といえますね。
まとめ
結局のところ、分散投資と集中投資はどちらが正しいのかという問題については、答えはわかりません。
なぜならどっちのスタイルで見ても偉大な投資家は間違えなく存在している以上、どちらのスタイルでも成功できる可能性はあるからです。
しかし、集中投資にしろ分散投資にしろ、結局「損切り」が本当に大事だということが、僕の考え方です。
集中投資なら、その銘柄が大暴落した局面では、損切りできなければ資金を一気に吹き飛ばすことになります。
分散投資でも損切りできなければ、結局含み損が拡大し、最終的には損失だけが残りリスクヘッジできない、ということにもなりかねないのです。
しっかり自分の資金管理をして、投資スタイルを見極めましょう。
最後までお読み頂きありがとうございました。