こんにちは、雅の株です。
ここまで投資信託についての様々な記事を書いてきました。
関連記事:投資信託についてのまとめ
本日は投資信託の買い方についてです。
投資信託の2つの買い方

投資信託には、大きく分けて2つの買い方があります。『一括』で買う方法と、『積み立て』て買う方法です。
自分の投資資金で、タイミングを読んで全額分投信を買う方法が一括購入で、一定期間を開けて同じ金額を毎回買付けるのが分割で(積立てで)買う方法となります。
どちらで運用するかというのは自分の投資資金、目的、正確などを総合的に判断して決めていくことになると思います。
それでは、それぞれにどんな特徴があるかさっそく比べてみましょう。
一括で買う
〇買うタイミングを見極めることができる
〇ある程度まとまった資金がある
投資信託を一括で買うことを『スポット買い』と呼んだりしますが、その名の通り投資資金を全て同じタイミングで買付ける方法です。
上記の二点にあてはまるような方はスポット買いでも良いと思います。
この場合に最も大切なことは、
・今が割安で買うべきタイミングということを見極められるか
・今後上昇しそうな投資信託を選ぶことができるかどうか
この二点につきます。
全額買付けるわけですから、その取得単価より今後上昇していけば大きな利益を得ることができますが、その逆もしかりです。
そのため自分で買うタイミングを見き分けることが大切になります。
知識がないから証券会社に運用をお任せできるのも投資信託のメリットでもありますが、担当営業マンが勧めてきた商品も自分で一度ちゃんと確認し、納得したうえで買うようにしましょう。
積立てで買う
〇まとまったお金はない
〇こつこつと積み立てたい
〇自分で買うタイミングを見極められない
投資信託を、一定期間をあけて、毎回同じ金額分買付ける方法を『ドルコスト平均法』と呼びます。
ファンドマネージャーに委託するときも、ネット証券で自分で買付けるときも、自動で積立て設定をすることができます。
このブログの読者さんは『これから資産運用を始めたい』という方が多くいらっしゃると思いますが、そういう方にはドルコスト平均法がおすすめです。
ドルコスト平均法
例えば、
■毎月〇日に1万円分積立てる。
といった積み立ての設定をして、毎月同じ金額で買っていくのがドルコスト平均法です。

この表のように、毎月1万円を同じ日買っていく設定にすると、買うときの投資信託の基準価格は高い時もあれば安い時もあるためばらばらです。
そのため、安い時は多くの口数を買い、高い時の口数は少なくなるため、全体で見たときの購入基準価格は平均化されます。
安い時は多く購入してくれること、最初に設定してしまえば後は放置で積み立ててくれることがメリットですね。
あとは最初に運用に回せるまとまったお金がなくても、毎月コツコツ積立てなら自分の給料や生活費を考慮したうえ、無理のない範囲で運用資金を捻出できるのもメリットの一つです。
ドルコスト平均法のデメリット
ではドルコスト平均法は万能なのでしょうか?
実はそうではありません。ドルコスト平均法には、
●下降トレンド入りしている
●手数料が膨らみ続ける
この二点のようなデメリットがあります。
ドルコスト平均法が機能する相場というのは、基本的にはある一定の値幅で行ったり来たりしている『レンジ相場』です。
例えば、
1000円の時に買う→900円の時に買う
というときに更に1000円に値を戻せばドルコスト平均法が機能して利益がでるわけですが、そのまま下落し続ければ当然損失は膨らみます。
また、一括で買うパターンと比べると、毎月買うたびに売買手数料がかかる場合があります。
これが銀行員や証券マンがやたら積立てをごり押ししてくる理由です。
毎月手数料が入れば長期的に金融機関は儲かりますからね。
まとめ
投資信託の買い方についての記事でした。
どんな投資商品や投資手法にも、メリットがあればデメリットがあります。
もちろん一括購入もドルコスト平均法も同じで、それぞれにメリットやデメリットがあることがお分かり頂けたと思いますが、ご自分の資金や適性に合った運用方法を検討しましょう。
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最後までお読み頂きありがとうございました。