企業分析に役立てたい『決算短信』とは!?『意味』と『ポイント』を解説!

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本日は『決算短信』についてまとめてみたいと思います。

決算短信もまた、会社四季報と同様に、企業の決算発表や財務状況などをまとめたものです。

企業分析の際には是非活用しましょう。




決算短信とは

決算短信

株式投資の世界には次々と知らない単語が出てきますよね。『決算短信』ってご存知ですか?

これは簡単に言うと、会社四季報と同様に、企業の決算発表や財務状況などをまとめた書類のことで、企業の分析の際には大いに役立ちます。

会社四季報を見れば、企業分析の際に必要な情報はだいただい把握できますが、3ヶ月に1度しか発表されないという難点があります。

【会社四季報】を使って成長株を見分ける方法!初心者が抑えるべきポイントを解説!

2018年4月27日

もっと詳しく分析したいときや、タイムリーに情報を知りたいときは『決算短信』を見ると良いでしょう。

決算短信の種類

種類

決算短信には大きく分けて『決算短信』と『四半期決算短信』の2種類あります。

決算短信・・・年一回の本決算の時に開示される

四半期決算短信・・・年に3回、四半期決算ごとに開示される

なお、決算短信の開示時期というのは決まりがあるわけではなく、その企業によって異なります。

決算日から45日以内に開示することにはなっていますが、それより早い分にはいつでもいいのです。

 

そして決算短信というのは、企業のWEBサイト上で見ることができます。

決算情報やIR情報という項目のところに、だいたいの企業はPDF形式でリンクされていますので、ウォッチ中の企業のWEBサイトでチェックしてみてください。

 

決算短信

この画像が決算短信の1ページ目のサマリーとなっております。

このように決算短信というのは1ページ目に『業績』、『財務状況』、『キャッシュフロー』、『配当』、『来期の業績予想』が集約されています。

『連結経営成績』という業績欄には【売上高】や【営業利益】など、経営状況を把握するための大事な数字がまとめられています。

それぞれ前期の決算期の数字と並んでいますので、比較してみるようにしましょう。

例えば、

売上の増加→増収

利益の増加→増益

といような感じです。単純ですが増収増益の企業は成長株と言えるため、株価も上がりやすいのです。



四半期決算短信

そしてこちらの画像は『四半期決算短信』となっております。

四半期決算短信の場合も、1ページ目には決算短信とほぼ同じ内容で、業績や財務状況などがわかるようにまとめられています。

ただし、決算短信と見比べると『キャッシュフロー』の項目がなかったりと、少し簡略化されているのがわかります。

そのため、タイムリーに速報としては『決算短信』が機能しますので、内容が充実している『決算短信』をみるようにしましょう。

まとめ

なぜ決算短信を見るの??

最後に、なぜ決算短信を見る必要があるかについてです。

例えば3月決算の企業の場合、決算短信による本決算の発表は、多くが4月下旬から5月上旬にかけて行われます。

しかし、その情報が会社四季報に掲載されるのは6月中旬になるわけですね。

つまり、3ヶ月ごとの発表となる会社四季報というのは、1~3ヶ月前の情報が掲載されているというわけなので、タイムラグが出てしまいます。

 

会社四季報には載っていなくても、決算短信の最新情報で株価が上昇することが多々あるわけですね。

こういった状況が、会社四季報だけ見ている方に起こり得るのです。

 

気になって定点観測している企業がある場合は、会社四季報だけでなく、『決算短信』も是非活用してみてください。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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ABOUTこの記事をかいた人

こんにちは、投資診断士の遠藤雅士です。普段はWEBデザイン事務所を営んでいます。投資歴9年、投資メディア運営4年です。資格『投資診断士』取得。個別銘柄のファンダメンタル分析から割安株を探すことに趣きを置いています。チャート読みも割と得意です。趣味は楽器、スポーツ、家族と旅行です。