株の押し目買い!初心者はここを狙え!

こんにちは、雅の株です。

本日は株初心者にまず勉強してもらいたい株の買い方『押し目買い(おしめがい)』について解説します。

株式投資を始めてみたけど、数ある全銘柄の中から投資適格銘柄を選ぶのは効率が悪すぎます。その中でも上昇しやすいチャートパターンを自分の中で見つけることが大事です。

『押し目買い』は株式投資の中でもとてもオーソドックスな、いわば基本的な考え方となりますので、是非おさえておきましょう。



押し目買い

まず、株価の上昇というのは一直線にするするとはいきません。

全体を見れば上昇しているとしても、上下動を繰り返しながら上昇していくものです。

画像右のように、一定量株価が上がれば、また少し下げるのが通常の動きです。

 

押し目買いとは、上昇中の銘柄が一旦株価を下げて、一時的な底値を形成したポイントで買うことを言います。

 

この一旦下げることを『株価の調整』と言ったりもします。

もちろん全部の銘柄が必ず同じような調整を繰り返すかと言えばそうではありません。しかし、これが株価動きの修正だという認識で間違いないでしょう。

 

移動平均線が目安になる

調整の範囲に決まりはないと書きましたが、ある程度判断するための材料はあります。『移動平均線』がその代表と言えます。

 

移動平均線についてはこちらの記事をご覧ください。

関連記事:移動平均線について

 

株価というのは、図にように移動平均線を意識して動くことがよくあります。

移動平均線から一定価格上がったらまた移動平均線まで値を下げ、そこでまた反発して上昇していく。

これがよく見られる株価の特性です。

そしてこの株価の特性を利用して、↑の図の青丸の部分で株を買うのが『押し目買い』ということになります。

 

なぜこのような動きをするのかというと、市場に参加しているたくさんの投資家が同じことを考えるから、というのが大きな理由の一つです。

多数の投資家が『移動平均線付近で買う』と考えれば、そこに買いが集まるために圧力がかかり、上昇に転じるのです。

 

移動平均乖離を見る

それでは移動平均線付近で株価が反発しやすいということがわかったと思いますが、どこまで上昇したら再度調整するのか、という問題についてです。

利食いのタイミングは人によって様々ですが、例えば図のような2つのパターンを見てみましょう。

Aのパターンは青丸で株を買い、一つ目の調整が来るタイミングで売るパターンです。

保有期間にして数日~数週間くらいのスイングトレードという事になります。

Bのパターンは上昇トレンドが継続する間は株を持ち続けるという中長期投資のパターンです。

 

Bのパターンの場合は上昇トレンドの継続が終わるころに手放せばよいですよね。

株価の上昇→株価下降 に転じるときを見計らって株を売りぬきます。

関連記事:株価のトレンドについて

 

一方Aのパターンですが、僕は『移動平均乖離率』をかなり見るようにしています。

『乖離』とは、『離れる』という意味で、移動平均線からどれくらい離れたら調整に転じるのかを考えるということ。

移動平均乖離率は銘柄によって大きく異なりますが、よく一般的には10%離れたら転換するということです。

 

ちなみに移動平均乖離というのは、その時の『株価』と『移動平均線の値』で計算することができます。

【例】・株価=3800円 ・25日移動平均線=3500円 の場合

計算式:価格差(円)÷移動平均線(円)×100=移動平均乖離率(%)

⇒:300円÷3500円×100=8.6%

 

という計算で求めることができますので、↑の例ですと8.6%乖離していることになるわけですね。

まあこんな計算式を覚えなくても、チャートソフトには移動平均乖離率を表示してくれる指標が備わっていることが多いので、お使いのソフトを確認してみてください。

ここで大事なことは、乖離率は銘柄ごとに異なるため、その銘柄はだいたいどのくらい離れたら移動平均線まで戻ってくる修正があるかを確認することです。



押し目の銘柄を探す

ちょうど株価が移動平均線付近にきている銘柄を探すにはどうしたらいいかという問題ですが、僕は自分が使っている証券会社のスクリーニング機能をよく使います。

スクリーニング機能の条件設定で、『移動平均線からの乖離率』という条件を0~2%と設定します。

すると株価が移動平均線のちょっと上に来ている銘柄を絞ることができるので、かなり便利です。

上昇トレンド中の銘柄で、押し目買いできる銘柄をさくっと絞りましょう。

まとめ

押し目買いについてのまとめでしたが、いかがでしたでしょうか。

ここでは上昇することを前提に書きましたが、その反対に下落トレンドの場合にもある程度株価が下がった後に、一時的に移動平均線まで上昇するという動きをする修正があります。

一時的に上昇したところで株を売ってしまうことを、反対に『戻り売り』と言います。

色んなパターンを覚えていき、投資・トレードの精度を上げましょう。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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ABOUTこの記事をかいた人

こんにちは、投資診断士の遠藤雅士です。普段はWEBデザイン事務所を営んでいます。投資歴9年、投資メディア運営4年です。資格『投資診断士』取得。個別銘柄のファンダメンタル分析から割安株を探すことに趣きを置いています。チャート読みも割と得意です。趣味は楽器、スポーツ、家族と旅行です。