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本日は、僕が株の売買やテクニカル分析をする際に、最も大切にしている指標【移動平均線】について解説していきたいと思います。
※テクニカル分析・・・企業の業績や経済状況などの情報ではなく、株価の値動きや出来高を表す【株価チャート】を用いて分析すること
移動平均線とは!?

移動平均線とは、株価の動きを平均化して大まかな株価トレンドを示した線。
上の図の赤い矢印で示された、3本の線が移動平均線です。
具体的に上の図で説明しますと、
■ピンクの線・・・5日移動平均線(5日間の株価の平均を線で結んだもの)
■緑の線・・・25日移動平均線(25日間の株価の平均を線で結んだもの)
■オレンジの線・・・75日移動平均線(75日間の株価の平均を線で結んだもの)
となります。
(それぞれ短期線・中期線・長期線とも呼びます)
様々な期間の平均を示すことができますが、図を見て頂ければわかる通り、期間が長い移動平均線ほど緩やかな線になり、期間が短いほど現在の株価に近いところで上下動する線になります。
移動平均線の向きと並び
以前の記事で、チャートを見たらまずトレンドを掴むことが重要だ、という話をしましたが、僕は中期投資目線で株価を分析する際は、この25日移動平均線でトレンドを掴み一つの指標とすることが多いです。
どの線を主な指標とするのかは、その人の売買手法によって変わってきます。
つまり中期線を一つの指標とする僕の取引手法の場合、中期線が上向きなら上昇トレンド、下向きなら下降トレンドと判断しているというわけです。
次に、各移動平均線の並びに注目です。
移動平均線はトレンドを示すとともに、その期間にこの銘柄を買った投資家の平均買いコストでもあります。
つまり、中期線が投資家の平均買いコストだとして、現在の株価(つまり短期線)が中期線より上の位置にあるということは、この銘柄の株を保有している多くの投資家が利益を出している状態と言えるのです。
ちょっと難しいですね。
移動平均線が「平均買いコスト」になるというのはどういうことか
株価は売買が成立した価格のことですから、その株を買った人のコスト、ということです。
つまり25日の移動平均というのは、過去25日にその銘柄を買った人たちの平均価格になるわけですよね。
となると25日移動平均線より現在の株価が上にくれば、過去25日にその株を買った多くの投資家は得をしている状態ですし、逆に下にあるのならば損をしている状態というわけです。
このことから、僕の場合は短期線が中期線より上にある場合は相場が強い、下にある場合は相場が弱いと判断しているわけです。
それでは次回、なぜこの移動平均線を見ると売買ポイントがわかるのか、ということについて解説していきたいと思います。
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