テクニカル指標の『VWAP(ブイワップ)』って何?意味と使い方を解説!

こんにちは、雅の株です。

今日はテクニカル指標の一つである『VWAP(ブイワップ)・・・出来高加重平均』について説明していきたいと思います。VWAPは機関投資家などの大口投資家の動きや意図などを予想することができるうえに、売買サインとしても機能する優れものです。是非、参考にしてみてください。




VWAP(ブイワップ)とは

名称VWAP=Volume Weighted Average Price

意味出来高加重平均

計算式VWAP = 当日累積売買代金 ÷ 当日累積出来高

ほとんどの場合、個別銘柄のチャート画面で右クリックし、『テクニカル』などの項目から表示させることができると思います。『計算式』まで記載しましたが、どのチャートソフトもボタン一つで表示してくれるので、そこまで覚えなくても大丈夫です。

VWAP(ブイワップ)という指標は、『出来高加重平均』といい、その日の取引所での売買において、価格ごとの約定価格の平均値をグラフ化したものです。機関投資家や大口の投資家が売買の『目標値』として使用することが多いテクニカル指標となります。

ちなみに計算式を見てもらえれば分かる通り、『当日』のデータを使って平均値を割り出しています。したがって、移動平均線やその他の指標と違い一日単位で見ていく指標となります。最長で1日の時間軸の中で表示されるものなので、デイトレードで使うことが多いでしょう。

VWAPの考え方

例えば次のように考えることができます。

(例)

株価500円で1000株 / 株価510円で2000株

の約定があったとした場合のVWAPの計算式は、

(500円×1000株)+(510円×2000株)=152万円

152万円÷3000株=506円

という計算式が成り立ち、その日の市場の取引が仮に506~508円を推移していたとします。

それなのに機関投資家が寄り付きで500円に大きな買いを入れていたら、VWAPは500円に近い価格になるということです。

そしてVWAP付近で買っている投資家は、その日のうちは高値でつかむ可能性は低いということも言えます。

なぜ機関投資家や大口投資家が使うの?

冒頭に『機関投資家』や『大口投資家』が『目標値』として使用すると書きましたが、その理由について説明したいとい思います。

例えば、機関投資家などは資金力が個人投資家とは比べ物にならないくらい大きいため、一気に買いが入るとそれだけで株価に大きな影響を与えてしまうことがあります。

指値注文をしている場合でも同じで、大きな指値注文が入ると、板で他の投資家に分かってしまいますよね。

そんな現象をなるべく避けるために、機関投資家などは市場の平均値であるVWAP付近で取引をするようにするのです。

ということは、VWAPのラインを見ていると、次のような現象が起こります。

VWAPが支持線・抵抗線に

大口投資家がVWAPを売買の目標値にしているということは、VWAPラインが支持線、もしくは抵抗線として機能するということです。

↑の5分足チャートでは左側の一日は抵抗線として機能しているのがわかります。VWAPまで価格を戻しては跳ね返していますね。

一歩右側の一日ではその逆で、サポートラインとして機能しているため株価を下支えています。

このように、売買ポイントを探るうえでの参考指標として使うことが可能です。

株価の推移を見極める

VWAPがその日のうちの出来高平均となりますので、株価がVWAPのどちらで推移しているかを見ることによって、その時の相場の強さを計ることができます。

例えばこの図のように、右側の一日では株価がVWAPの上で推移していることが分かると思います。

この場合、この日にこの銘柄でポジション取っている大多数の人が含み益の状態と言えるでしょう。つまりネガティブな叩き売りなどはないと言えるため、相場が安定していると考えることができます。

 

逆にこの図の左側の1日の場合は、VWAPの下で株価が推移していることが分かりますので、その日にその銘柄でポジション取っている大多数の投資家は含み損を抱えているという事が言えるでしょう。

すると株価の水準が元に戻ってきたり、VWAPのラインまで戻ってくると損切の決済売りが出やすくなりますので、再び跳ね返されて下落しやすくなるということです。

この辺りの考え方は移動平均線と同じですので、トレードの売買ポイントを探る一つの参考として考えてみると良いでしょう。

まとめ

VWAPについてまとめてみましたが、いかがでしたか?大口投資家、機関投資家、デイトレーダーが使うテクニカル指標です。

大口の意図を利用して売買できること、相場の強さを計ることができること、この2点がメリットと言えるでしょう。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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