こんにちは、雅の株~「超初心者」から「初心者」になるためのブログ~にアクセス頂きましてありがとうございます。
当記事では、株を買ってからできるだけ高値で売り抜く注文方法として、『トレーリングストップ』というテクニック(というか注文方法)を紹介したいと思います。
FXでは割とよく使われると思うのですが、当然株式投資でも使えますので、知らない方も一つのテクニックして覚えておくといいと思います。
目次
トレーリングストップとは?
普段はサラリーマンなので、常にチャートを見てられない。けどなるべく高値で決済したい。
という方にはとても便利な、自動決済方法の一つです。
『頭と尻尾はくれてやれ』という有名な相場格言がありますが、正直『頭も尻尾もくれてやりたくない!』って思いますよね。でもトレンド上昇への転換点から、下降へと転じるその瞬間までごっそり利食いすることなんて、偶然以外では神様でも難しいと思います。
ですが、自分が常にチャートを見ていなくても、高値から下降に転換したポイントを狙って自動決済できるのが、この『トレーリングストップ』です。
トレール=追いかける

トレールは『追いかける』という意味です。
一般的に損切の際は、損切決済の逆指値を指定の価格におくと思いますが、この逆指値を株価の上昇に合わせて自動で切上修正してくれるのがトレーリングストップです。
これにより株価の高値を追いかけることができるのは当然ですが、
『久しぶりにチャートをチェックしたら瞬間的に強い上昇が起きて、また元の水準に戻ってる!高値で売れば良かった!!』
などという利確機会を逃さずにすむわけです。
トレーリングストップの例
言葉で説明しずらいので、図を使って例を出してみます。
(例)
■株価が1000円のときに買ったとして、-5%を損切りラインにすると仮定。

1000円で買ったけど予想に反してすぐに下落したため、-5%である950円で逆指値決済が発動します。
まあこれは一般的な損切と言えますよね。『購入時の意に反して下がったから、予定通り損切りした。』となるわけです。
ただし、『1000円で買ったあとに一度1500円まで上昇して、その後下落して950円で損切になった。』という可能性もあるわけです。
(例が極端ですみません。分かりやすいと思ったので。)
トレーリングストップの場合


利確機会を逃さないというわけです。
つまり今回の例で見ると・・・

1500円が天井となり下降へ転じた場合、そこから-5%の1425円で決済してくれるというわけですね。
2つのデメリット
デメリット
一見、良いことだらけのように見えるこの『トレーリングストップ』ですが、懸念材料をあげるとすれば以下の2点です。
天井は取れない
-〇%で決済して!という注文なので、見ての通り最高値を掴むことはできません。
上記の例でいうと、1500円で売りぬくのが一番利益確定額は大きいわけです。しかし-5%での決済を設定しているため、1500円での約定はできないのです。
ですが冒頭に述べた通り、どの時間軸で見るかは分かりませんが、最高値で売りぬくことがどれだけ困難なことかは皆さんもご存知のはず。
そういった意味では特にデメリットとはなり得ないと考えられますね。
押し目で決済
一時的な押し目で自動的に決済してしまう問題。
トレーリングストップで、本当の懸念材料はこれです。
『一度下げたところで予定通り利食ったけど、その後反発して更なる急上昇をした。』この現象についていけないのがトレーリングストップです。
ですので値幅の設定が非常に重要になってくるわけです。
トレーリングストップが使える証券会社は?
全ての証券会社で使用できるわけではありません。株式トレードでトレーリングストップが使用できる主要証券会社は、以下の2社です。
〇カブドットコム証券
〇マネックス証券
まとめ
株価の上昇を追いかけて、決済注文を自動で修正してくれる『トレーリングストップ注文』いかがでしたでししょうか。
使ってみたいと思われた方は、使用可能な証券会社にて是非使ってみてください。
最後までお読み頂きありがとうございました。